日々の記録

生後8カ月でお迎えした柴犬なつめと暮らしています。アイコンは先代柴犬よもぎ(2007~2022)です。

はてなブログを始めて半年、今思うこと

はてなブログを始めて半年が経ったというお知らせが来た。内容はさておき、飽きっぽい私が何かを継続できるなんて感慨深い。

思えばきっかけは先代犬よもぎが亡くなったことだった。
柴犬の平均寿命は14歳。よもぎが13歳になったころから、よもぎがいなくなったら私はどうなってしまうのだろうとよく考えた。でもそれを考えられたから、よもぎと暮らせる幸せをかみしめることもできたとも思っている。

晩年はたくさん写真を撮った。

2020年9月撮影

2021年1月撮影

2022年5月撮影

よもぎが15歳になり、とうとうそのときがやってきた。悲しくて泣いて、その夜は眠れなかったけど、そのあとはちゃんと食べて、眠って、働いた。なんだ、普通に生活を送れているではないか。そんな自分にがっかりする気持ちもあった。
だけどやっぱりなんだかしんどくて、そこで思わずとった行動が、友人2人に手紙を書くことだった。メールだと返事しないといけないと思うんじゃないかな、きっとなんて返事したらいいか困らせてしまうんじゃないか、と想像しての手紙だった。
文章にまとめて文字として可視化すると、気持ちが整理されていくのが分かった。そして自分が悲しみを癒す方法として、「書くこと」を選んだことにびっくりした。

そんなとき出会ったのがメイ・サートン著『74歳の日記』。飼っている犬や猫のこと、そして退院後自宅で闘病する自身のことが書かれていた。
私もこうして日々のことを記録していったら、辛いこともこれまでとは違う乗り越え方ができるかもしれない。
これまで何かをやってみようと思い立つとき、選択肢からまずブログは外してきた。ブログを書いている人は、昔から日記をつけていたり、本を読むのが好きだったりという印象。私はどちらも当てはまらない。むしろ苦手で避けてきた。本を読むのが好きになったのも大人になってからである。
だから始めるのに少し躊躇したけど、辞めたくなったら辞めればいいという気持ちで始めた。
最初は日々起こったことやよもぎの思い出などを綴るうちに、なつめがやってきて、なつめを通してよもぎのことを想うことも増えた。

半年やってみて気づいたことが2つある。
まず言語化しようとすると考えがより深まるということだ。これまでも頭の中で考えていたけど、自分の中でぐるぐるしている感じだった。それがすっきり一段落つけられている感じがする。
そして続けられているのは、拙い文章にもかかわらず、読んでくださる人がいることが大きいということ。読んでもらえるということがこんなにもうれしく、励みになるということを初めて知った。

豊かな語彙力と表現力が備わればなあと書くたびに力不足を痛感するが、それでも昔から長く心に引っ掛かっている文章に対する苦手意識が少し薄れてきているのは、私にとって大きな変化である。

ここまで続いたことも驚きだが、現時点ではこれからも続けるつもりでいる自分にさらに驚いている。