日々の記録

生後8カ月でお迎えした柴犬なつめと暮らしています。アイコンは先代柴犬よもぎ(2007~2022)です。

犬の名前を考える

家の中があわただしい。犬を迎えるにあたって大掃除が始まったのだ。毎年年末まで仕事をしているという言い訳もあって、年末よりも熱心な大掃除である。
再放送中の大河ドラマ篤姫』風に言えば、姫様を迎える準備である。力も入る。
最初は部屋の一角だけにいてもらう予定なのだが、目を離した隙にどこへ行くかわからない。気づいたら埃まみれになって出てきたというようなことは避けたい。

お迎えしたらすぐに名前を呼べるように、名前を考えることにした。
亡くなった犬の「よもぎ」という名前はもともと候補になく、急遽決まった。
決まったときのことはよく覚えている。2つの名前で迷っていたところ、テレビでやっていた『ネプリーグ』のクイズで「よもぎ」と答える声が聞こえてきた瞬間、ぴんときたのである。
迷っていた2つの名前候補は「あずき」か「こむぎ」。どちらもどうも我が家には可愛らしすぎた。

しかしこのあっという間の名前がとてもよかった。
まずよもぎという植物自体、生命力が強く、丈夫で育ちやすいということ。
そしてよもぎは薬草で身体にいい。漢方の本にも載っていた。
一時「よもぎ蒸し」なんかも話題になって、よもぎの効能を知るたびに、この名前にしてよかったな、だからずっと元気でいてくれたのかなとも思う。

さて、もうすぐお迎えする子犬の名前である。
よもぎの生前、もう1匹、と一瞬考えた時期があって、そのときは「名前は『だんご』で、2匹合わせて『よもぎだんご』だね」なんて話していたけれど。よもぎはもういないし、別の名前にすることにした。
よもぎ」にあやかって、身体にいい食べ物の名前がいい。薬膳の本を開く。
そこから「うめ」「ゆりね」「なつめ」「みつば」「よつば」が挙がった。
そう「よつば」は違うのだが、「みつば」から連想したもの。幸福の印。
ここから1つに絞る。
私が子どもの頃、家にいた犬は「みかん」だった。だから3文字がよく、かつ「みかん」の「み」と「よもぎ」の「よ」から始まる語は避けたい。
残った2候補の中から協議。

そして決まった。
命名「なつめ」
なっちゃん」とか朝ドラ『らんまん』風に「おなつさん」と呼びたい。おばあさんになったら、これまた再放送中の朝ドラ『あまちゃん』風に「なつばっば」と呼ぶのもいい(それまで覚えていられればだけど)。
健やかに暮らしてもらいたい。それが一番の願いである。