とりかかるまでに1年かかった羊毛フェルト
去年の今頃。
書店で何気なく棚を見て歩いていたら、この本が目に入ってきた。
いつも手芸コーナーなんて見ないのに。
これはきっとよもぎに導かれたに違いない!思い込みが激しい私は、衝動に駆られてこの本を購入。
そして手芸屋さんに行って、道具や材料も一通りそろえた。これでよもぎを作ろう。
しかしよくよく作り方を読んでみると、羊毛フェルト初心者には難しそう。
躊躇している間に年末のあわただしさに飲み込まれ、手つかずのまま1年が過ぎてしまった。
だけど先日、久々にリサイクルシルクでのブローチ作りを再開し、手芸に馴染み始めたことだし、今ならできるかもしれないととりかかった。
この本に載っているのは難しそうなので、後ろ姿のブローチはどうだろう。もちろん本には載っていないので、羊毛フェルトの扱い方をこの本で学んで、なつめをモデルに形にしてみた。
なんとか形にできたけど、思ったよりも小さい出来で、ピンをつけるのに一苦労。
今度はもう一回り大きめのサイズにしてみた。今度はよもぎを思い浮かべながら。そして白い子も。
最初に思い描いていたものとは違うけれど、これはこれで満足している。
それにちくちく刺すのは案外楽しく、ついつい同じ姿勢のまま、時を経つのも忘れて夢中になってしまう。
気づくと足がしびれていたり、肩や背中がガチガチに凝り固まっているので、その点だけ注意しなければ。