再び動物病院へ

明日はなつめの避妊手術予定日。前日の今日入院する。奇しくも今日でなつめは9カ月になった。

ヒート(生理)がきたら手術は1か月延期となるので、その時は連絡してくださいと言われていた。

病院へ行ったものの、「手術できません」と言われてとんぼ返りするのもなつめの負担になるので、よくよく観察する。

よもぎのときは明らかに血が出ていたのでわかりやすかったのだが、調べると血が出ないこともあるという。心なしか数日前から陰部をよく舐めている気もする。画像で検索していろいろ見てみても当てはまるものはないので、おそらく大丈夫だろうと判断し連れて行くことにした。

いつもより早い時間にごはん。うちに来てまだ3週間だけど、ごはんの時間は規則的だったので食べるか心配だったけど、ちゃんと食べた。そのあと排泄もしっかりして一安心。

無邪気に遊んでいたりのんびり寝ている様子を見ていると、だまし討ちをするような感じがしていたたまれなくなる。

くつろぐなつめ

言葉が通じれば、今から病院へ行って手術して、明後日帰ってくるんだよ、と前もって伝えられるのに。急に病院に連れていかれて、置いていかれたと思わないだろうか。

ネガティブ思考の心配性と涙もろい私の特徴から、早々に涙がこみ上げ今にもこぼれそうになる。病気でもないのにこんなに神経質になってどうするのだ。

病院到着。前回来た時とは打って変わって人がまばら。そうか。この時間だと空いているのだな。なつめは静かに待っている。落ち着きなさいよと身をもって教えてくれているよう。

まず体重測定。9.05kg。このときはこれからの手術のことで頭がいっぱいで聞き流したけど、帰ってからよくよく考えたら10日で150gも増えていた。またたく間に9kg突破。

診察してもらい、ヒートではなかったので予定通り手術をする。今手術をすれば、ガンを回避できる確率がかなり高い。90％以上。何も今しなくてもという思いが優勢の中、今手術をする決め手はその高い確率の数字だけである。

なつめに「またね」と撫でまわして、診察室を出る。なつめはあっけらかんとしていた。その姿を見て少し気が楽になった。それに、先生や看護師さんが丁寧に説明してくださったり、なつめに対して優しく接してくださるのを見て、ものすごく安心した。

不思議なことに帰り道のほうが気持ちが安定していたのである。