日々の記録

生後8カ月でお迎えした柴犬なつめと暮らしています。アイコンは先代柴犬よもぎ(2007~2022)です。

2023年3月16日:犬が食べるりんごと食べないりんご

あっ、これはよもぎも食べるりんごだ。

朝、習慣となっているヨーグルト用のりんごを切って、味見。しゃりしゃりしていて甘い。うん、これならよもぎの口にも合うだろう。家族にも声をかける。

「今日のは食べるんじゃないかな」「うん。合格がもらえそう」

亡くなってもうすぐ5カ月というのに、私たちはまだよもぎがいる空気をまとって生活している。

よもぎが好むりんごは、まず歯ごたえがあること。もわもわ柔らかいものはにおいで分かるのか、差し出しても、ぷいっと横を向く。

第一関門を突破した後に待ち受けている審査は、味。歯ごたえがあればとりあえず口をつけてもらえるが、甘くなければそのままボトッと床に落とす。

あのー。それ、人間は食べるのですよ・・・。

そして一番重要なのが、切りたてのフレッシュさ。切って1時間経つと、もう即却下。味の違いが分かる犬、恐るべし。

別にりんごを食べさせなくてもよいのだが、台所で何か切っていると、もれなく覗きにくるので、「食べる?」とついつい声をかけてしまっていた。普段、名前を呼んでもなかなか来ないので、近づいてくれると嬉しくなって、ついつい甘い顔をしてしまっていた。

お犬様のお眼鏡にかなうりんご。私たちの目や舌も鍛えられたのだった。

審査中。ドキドキしながら待つ。

一次審査合格!